明日の見方

明日(未来)を知るために過去と現在を知ることが大切です。

2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

曹妃甸(そうひでん)エコシティ

まだ日本のメディアなどはほとんど取り上げていないが、曹妃甸エコシティという大規模環境プロジェクトが日中経済協力の象徴として静かに動き出した。 場所は河北省唐山市の広大な臨海埋立地である。シンガポール政府の協力で進めている天津エコタウンのすぐ…

天津のエコタウン開発

中国の環境問題はかなり深刻である。経済の急成長の陰で、様々な形で環境汚染が拡大している。 そうした中で中国政府はエコタウンの開発に積極的に取り組んでいる。エコタウンとは、謂わば環境の理想都市である。 最先端の太陽光や風力発電、上下水処理、都…

TPPの意味

合従連衡(がっしょうれんこう)という言葉をご存じの方は多いと思う。日経新聞などで、企業のMAなどによる業界再編の話を取り上げる時に、記事の中に必ずと言っていいぐらい使われる表現だ。だが、元来、この言葉は、合従策、連衡策という二つの全く異な…

ベトナムの軍事教練

案外知られていないことだが、ベトナムは東南アジアで唯一の儒教文明国である。 したがって日本とベトナムは考え方や価値観で共通するものが多く、イデオロギーは全く異なるが、ある種の同胞意識さえ感じられる。現在の日越関係もかなり良好といえる。道路、…

水ビジネスの国際展開

最近、日本の水ビジネスを国際展開すべきだという議論が活発化している。背景としては、成長著しいアジアの膨大な水需要を満たすには上水・下水といった水インフラを整備することが必要不可欠である。そして、幸いにも日本には膜、ポンプ、プラントなどの水…